マインドマップインストラクターになって約3年。
マインドマップに出会う前と出会った後では大きく環境が変わりました。
マインドマップを毎日使っていると頭がどんどん活性化していきます。
マインドマップは脳にとって自然なノート術と言われています。
その理由の1つがマインドマップが脳の思考プロセスに沿ったノートだからです。
【放射思考】と言って中心=目的からどんどん考えるままに自由に思考を広げていくというのが脳にとって自然です。
この思考の広がりを抵抗感なく可視化出来るノートがマインドマップです。
上のマインドマップを見て頂くとイメージがつきますが、四方八方にブランチ(枝)が伸びていってますよね。
この広がりの可視化は罫線入りのノートでは出来ません。
脳は目から見えるものに沿って動く傾向があり、罫線があるとどうしても罫線に沿って書かなければという思考に無意識に陥ってしまいます。
この思考に陥る事を防げる意味でもマインドマップは脳にとって自然なノート術であると言えます。
マインドマップをもっと上手く使いこなすために脳のしている仕事について知っておくことが必要です。
今回は脳のしている仕事を知ってもっとマインドマップを上手に使えるようになるコツをお伝えしていきます。
- 脳って実際どうやって思考を広げているのか
- 頭を上手く使えるようになるにはどうしたらいいのか
- 脳とマインドマップの関わりって何
- 脳を上手く使いこなす力を付けるきっかけを掴む
- 脳のしている仕事を理解する事でよりマインドマップを使いこなす事が出来るようになる
- マインドマップの強みをより理解できる
- 今抱えている問題に取り組もうという気持ちになれる
脳の第一言語って?
脳の仕事について説明をしていく前に脳の第一言語について説明をします。
各国、人種によって第一言語って存在しますよね。
私にとっては”日本語”が第一言語です。
私たちに第一言語が存在するように脳にも第一言語が存在します。
それは【イメージ】です。
この考えはマインドマップの考案者であるトニー・ブザンさんによって提唱されました。
これはどういうことなのか説明して行きます。
思考する時私たちはイメージで考えている
ここで質問です!
「職場」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
例えば下記のような事項を思い出された方が多いのではないでしょうか。
・オフィスで仕事をしている姿
・同僚とランチに行って楽しい会話をした事
・周囲が仕事をしているキーボードの音
etc…
因みに【職場】という感じ自体が頭に思い浮かんだ方はいらっしゃいますか?
上記のように言葉そのものが思い浮かぶというよりはその言葉に関連する情景や出来事などを思い出す事が多いのではないでしょうか。
職場=仕事という言葉が思い浮かんだ方もいらっしゃるかもしれません。
【仕事】という漢字が思い出されるというよりは辛かった、楽しかったなどの感情や一緒に頑張った人たちの顔などが浮かんできたりしませんか。
脳は言葉自体ではなく視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚 といった「五感のイメージ」を先に思い浮かべます。
つまり言葉に関連するイメージを最初に思い出しています。
その後芋づる式に漢字を思い出していきます。
こういうことから脳の第一言語は【イメージ】であると言えます。
脳のしている仕事
ここからは脳が実際にしている仕事について触れていきたいと思います。
事例をもとに見ていきましょう。
質問:【たこ焼き】という言葉を聞いてどのような事を思い浮かべますか?
たこ焼きは大阪で有名な食べ物、たこ焼きソースの匂いがたまらない!
最近はたこ焼きの具はタコだけじゃなくて創作のものもあって面白い
たこ焼き食べたくなってきた!
皆で色んな材料持ち寄ってたこ焼きパーティもいいよね。
でもやっぱり現地で食べたいからどこかの大阪旅行でも計画する?
大阪旅行だと新幹線、飛行機どっちが良いかな?
ネットで調べてみよう!
という感じで【たこ焼き】という言葉をきっかけに、どんどん思考が広がって関連付けされて行くのがお分かり頂けます。
たこ焼きの匂いから具材、パーティ、旅行など、イメージされている事を関連付けしていきます。
これがズバリ!脳がしている仕事。
【Imagination(イメージする事)】と【Association(関連させる事)】です。
脳がしている仕事はこの2つの繰り返し。
それを猛スピードで24時間365日実施しています。
特に脳のしている仕事で面白いのが特に関連性がなさそうな事にも関連性を持たせようとする事。
例えば、「最近マスクと携帯はセットで持ってるから携帯にマスクケースが付けられればいいのに」とか。
正直全然商品化とかできなさそうですけど、そういうAIでは絶対関連付けしないようなことを脳はしてしまえるんですよね。【Imagination(イメージする事)】と【Association(関連させる事)】は是非セットで覚えてくださいね!
マインドマップが脳にとって優しいノート術と言われる理由
マインドマップは脳にとって自然なノート術ともいわれています。
上記のマインドマップを観察してみて下さい。
それぞれのブランチ(枝)の端と端がピッタリくっついてどんどん伸びていっています。
これは脳の思考を可視化していった結果です。
脳がイメージしたことをそのまま可視化してつなげていっているという事です。
マインドマップの書き方はImagination(イメージする事)とAssociation(関連させる事)という脳の仕事を邪魔していないと言えます。
このように脳の仕事の邪魔をしないノート術、
マインドマップは脳に優しいノート術と言えます。
まとめ
脳の第一言語は→【イメージ】
脳のしている仕事は→【Imagination(イメージする)】と【Association(関連させる)】
罫線入りのノートやまだ慣れていないマインドマップソフトを使うと脳が邪魔されたと考えてしまい上手く仕事をしてくれなくなります。
そうすると、「めんどくさい」、「なんか上手く行かない」、「しっくりこない」などの感情が生まれます。
手描きのマインドマップは上記のような事態は起きづらいのでお勧めです。
質の良い文具やお気に入りの文具を使うとより脳は活性化します。
慣れて来るとマインドマップのソフトを使ってみるのも新しい刺激になりますね。
脳のしている仕事、【Imagination(イメージする)】と【Association(関連させる)】はAIなどにも負けない人間に与えられた素晴らしい能力です。
マインドマップはこの脳に負担をかけずこの能力を発揮できるツールです。
マインドマップの全体的な流れも知りたい!という方は是非こちらの記事も読んでみて下さいね。
身に着けると汎用性は無限大。
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