私たちは考える事が沢山!
仕事、私生活、キャリア、お金などどれも大切で考える事が必要。
向き合っていざ整理しないとと思った時、頭の中で考えているだけでは整理できない事も多いですよね。
箇条書きでかき出したり、パソコンで打ち出してみたりまずは可視化をする事から始められる事が多いです。
書き出していると下記のような状況になった事はありませんか?
- 箇条書きだと色々な事が書かれすぎて、大本の何が問題だったのか途中で分からなくなる
- 箇条書きで書くと、書かれた文章と後から思いついた文章が関連するのに近くに書いたり自由度が少ない
- 結局かき出しても上手く整理出来ず結論を得る事が出来ない
マインドマップに出会う前、私は実際こういう状況に陥りました。
営業マネージャーになった頃、新しいチャレンジだったため分からないことも沢山あるし、学んだことを整理して理解を深めたいと思っても量も多いし時間もないし、全然整理出来ず、そのまま次から次へと新しいものが出てきてフリーズする事がありました。
そこで出会ったのがマインドマップ!
マインドマップには2つパターンがあるのですが、今回の課題解決には2パターンのうちの1つ、ミニマインドマップがお勧めです。
きちんと身に付ければ、
利用用途は無限大!
マインドマップって何?という方はこちらも是非合わせて読んでみてくださいね。
ここではまずマインドマップには2種類あるのでその違い、今回はその2種類の中でもミニマインドマップについて説明をしていきます!
- やらないといけない事は沢山あるのに全然まとめられない
- やっている間に他の事が気にかかってしまって結局終わらせられない
- 解決を探ろうにも何から手を付けて良いか分からない
- キャリアアップ、転職など様々な新しいチャレンジをしたいと思っているが上手く整理できない
マインドマップの種類
ミニマインドマップの説明に入る前に、2つあるマインドマップの種類を簡単に説明して行きます。
フルマインドマップ
- セントラルイメージがある
- メインブランチという整理軸がある
フルマインドマップは【セントラルイメージ】という、マインドマップ全体をイメージできる3色以上のイメージ(例:絵やロゴ)が中心に書かれています。
上のサンプルのマインドマップでのセントラルイメージは困っている女の子の絵です。
中心のセントラルイメージから太いブランチ(枝)をピッタリくっつけた状態で伸ばします。
この太いブランチの事をメインブランチと言います。
下記の青く囲われている太い枝の事です。
またその上にかかれているイラストをBOIと言います。
BOIとはBasic Ordering Ideaの略です。
フルマインドマップでは階層を作っていくのですが、その最初の階層に書かれる言葉です。
下記サンプルで表すと【的】や【窓に映った自分の姿にびっくりしている絵】などがBOIになります。
フルマインドマップでは階層を分ける事で情報を整理する事が出来ます。
ミニマインドマップ
- 整理軸が無い
- 太いブランチ(枝)、BOI (Basic Ordering Idea)が無い
ミニマインドマップは、フルマインドマップにかかれているセントラルイメージがなく、どういう題材について考えるか、メモを取っていくのかという目的やポイントをノートの真ん中にかきます。
ミニマインドマップについて
頭の中をどんどん可視化出来るツール
ミニマインドマップは真ん中に目的を記載したあとは、どんどん自由に頭に浮かぶままに放射線状にかいていきます。
右利きの方は13時の方角から、時計回りにかいていくと書きやすいかと思います。まずはかき出していくと何かの気づきのきっかけに繋がります。とりあえずかき出すことからやってみましょう。
自分に制限をかけない
『こうやって書いていいのかな?』、『これで合ってるって事で良いんだよね』などなど色々悩んでしまうことってありませんか?
こう考えてしまうと、自由な思考の広がりが止まってしまいます。
まずは気にせずに、自分の書きたい事を自由にかきだしていきましょう!
ミニマインドマップの作製方法
①A4以上の白い無地の紙を用意
罫線のあるノートの場合、思考を無意識に制限してしまうといわれています。
脳の自然な思考の広がりを促すためにも、白い無地の紙を横向きにして使用します。
②真ん中に今回の目的をかき出す
イメージでも単語でも文章でもいいのですが、今回のミニマインドマップを書く目的をかきましょう。それが書けたら丸で囲みます。
③中心から放射状に思考を広げていく
中心に目的を書いたところから直接ブランチ(枝)を伸ばし、どんどん横に放射状に伸ばしてかいていきます。
【放射状】というのは下記のサンプルのように波線をどんどん横に、上に中心から広げていく状態の事を言います。特に共通点などは探さずにどんどん赴くままにかきましょう。
④文章ではなく単語をかく
それぞれのブランチの上には【1単語 or 1イメージ】をかく事がマインドマップの大切な法則になっています。
文章で書いてしまいそうなところも、1つの単語、1つのイラストでかくということを意識しましょう。
最初は1単語、1イメージで本当に意味が通じるのかな?と疑問に思う事もありますよね。私も初めはそう思いました。
ブランチ同士は繋がっていてそれぞれが関連性を持っているので中心の目的から順を追ってみていくと意味が分かります。思考は繋がっているのできちんと意味は通じますよ。
またここで書かれている【イメージ】というのは、イラストやアイコンなどの事を指します。
➄連想に従って書く
【連想に従って書く】っていまいちピンときませんよね。下記の例を元に説明して行きますので一緒にやっていきましょう!
そろそろ夕方、今日の晩御飯は何にしようかしら。
冷蔵庫の中には、ニンジン、玉ねぎがあったし、早めに使わないといけないお肉があったはず。簡単にカレーにしようかな。ルーはあったっけ?お肉もあるにはあるけど量としては足りないから買い足ししないと。とりあえずスーパーにはいかないといけないわね。ついでに一緒にクリーニングも持っていこうかな。
中心にかいた目的を意識しながら頭の中で赴くままに思考を広げていく事を連想を広げると言います。自分が広げている連想を疑うことなくまずは素直にその思考の広がりに従ってどんどんかき出していきましょう。
連想をしている途中で中心にかいた目的から離れていってももちろんOK。時間を決めてまずはかく事を意識しましょう。
もし詰まってしまったり、止まったりしてしまったら、真ん中にかいた目的を見て改めてそこで思いついたことについてかき出せばOKです。
どんどん連想が膨らんでいってそれを否定せずに書いていくと、実際悩んで解決したかった目的が実は本当の目的ではなかったのかもしれないなど、色々気づく点もあります。
ポイントは【間違いという事は無い】という事。
とにかく思考の広がりに従って書くという事を意識してやってみましょう!
⑥ミニマインドマップを俯瞰する
思考の赴くままにかき出したら全体を俯瞰してみましょう。「俯瞰する」というのは【高いところから見下ろす事】、【全体を上から見る事】という意味になります。つまり、マインドマップ全体を一度【見る】という事をしてみましょう。
全体を捉えようとすると共通点や全く違うブランチから出てきた思考同士に関連性があったり、頭の中で思考していただけでは気付かなかったようなポイントが見えてきます。
また全体を俯瞰すると言葉同士をグルーピングする事も出来、そのグループに対してキーワードを設定する事も出来ます。
ミニマインドマップで全体を俯瞰しグルーピングをして、そこで出てきたキーワードを使ってフルマインドマップにまとめていく事も出来ます。
ミニマインドマップの利点
思いつくままに書き、最後に俯瞰する事が出来る
ミニマインドマップはとにかく自分の思いつくままに目的に対して思考を巡らせ、その内容を可視化することができるツールです。
例えば仕事などで管理職をされている方は組織再編を考えたり、数字をどう作ったらいいかなどを考えなければなりませんし、それも通常の業務の合間で考えなければいけません。
まずは目的をしっかり意識をして、時間を決めて思考を巡らし思いついたことをまずミニマインドマップに書き出しましょう。
ポイントは【時間を決めて思考を巡らす】事です。
大体20分から30分くらいを目安に実施しましょう!
全体を俯瞰してみることで、だんだんまとまりを見出すことができ、状況を整理することができます。
追記が簡単にできる!
箇条書きでかいてしまうと行間が狭いため同じようなトピックがあってその内容の近くに追記したい場合もスペースが無くて書けない時ってありますよね。
マインドマップは容易に追記が可能です!理由は、1つの単語、1つのイラストが各ブランチに書かれているのでそのブランチの端につなげて新しいブランチを書き足す事で追記が出来ます。
下記例で見ると赤丸が書かれたところからブランチを書き出す事で追記する事が出来るようになります。
また真ん中の目的が丸で囲われたところから新しくブランチを作り始める事で追記する事も可能です。
ノートのスペースがある限り順番などは気にせずにどんどん書き足していくことが出来ますよ。
共通の言葉や様々な関連性を見つけ出す事が出来る
ミニマインドマップに思考の赴くままにランダムにかき出し、全体を俯瞰して見ると共通の言葉や表現は違っても同じことを言っていたり、関連性があったりするなど様々な発見があります。
例えば参考に掲載しているミニマインドマップで見ると“自然”と“自由”は関連性があります。
それを矢印で繋げる事で関連性を示したり、同じ言葉をクラウド(雲のようなマーク)で囲むことで、その前後の関連性のある言葉ともうまく連携をさせることもできます。
まとめ
今回は2種類あるマインドマップの中で【ミニマインドマップ】について説明をしてきました!
ミニマインドマップは使い勝手もよく日常の様々なシーンで使うことができます。
今後具体的にどのようなシーンで使えるのか、どのような使い方があるのかというところも、少しづつお伝えしていければと思います。
実際にマインドマッパーであるちょこデリ自身が使っている方法をご紹介していくので楽しみにしてくださいね!
上記マインドマップはこの記事をフルマインドマップというもう一つのマインドマップの型にして作成をしてみたものです。
フルマインドマップについてはこちらの関連記事も見てみて下さいね!
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